旅行3日目。車中泊した道の駅おおゆから出発して、1日かけて青森県の奥入瀬渓流をがっつり歩きます。
この記事はその4の続きです。
もしよかったらその1からどうぞ。
朝は6:30くらいに起きて、道の駅の中にある広場のベンチで朝食。寒くはなく天気も良かったので、めっちゃ気持ちよかったです。
食べ終わって道の駅内をウロウロ。できたばっかりでめっちゃキレイです。売店のある建物に入りたかったけど、残念ながらオープンは9時。ガラス越しに恨めしそうに中を覗く。
道の駅の広場。右の建物が売店とかが入っているところです。
広場には写真に見えてる小さい池みたいなんと足湯があって、営業時間は小さい池に温泉が入るっぽい。少しずつお湯が入ってきてるから靴を脱いで入ってみたけど、めっちゃ暑い!本当のお湯でした。営業時間前はご注意ww。
準備を整えて奥入瀬渓流を目指して出発。道の駅から奥入瀬渓流までは、車で1時間20分程度。1時間程走ると十和田湖の湖岸に出ました。思っていたより大きくてキレイ。
すぐに車を停めれるスペースがあったので、車を降りて湖を見てみる。桟橋みたいなのがあってそこから写真を撮ってみる。
朝の十和田湖。
晴れてるけど風が強くて肌寒い感じ。水がキレイで桟橋から下を見ると底が見えます。
ここはすぐに出発して、十和田湖の観光地的な所にも寄ろうとしたけど、駐車場代が取られるからスルー。湖岸に芝生が広がっていて、お店もけっこうあって良さげやったのに残念。十和田神社とか乙女の像とかがあるらしい。
さらに少し走ると奥入瀬渓流に到着。遊歩道が下の地図のように、焼山から子ノ口にかけて整備されていて約14km。子ノ口が十和田湖側になります。遊歩道路は整備されていて、ほぼ平坦な道ですが長いので片道はバスを利用するのがいいと思います。
十和田湖側が上流になっているので、川の流れや滝の見え方の関係で、焼山側から散策するのがいいと思います。
観光の際は、焼山や石ケ戸付近に車を停める→十和田湖(子ノ口)まで歩く→子ノ口からバスに乗って駐車場に戻る。のがおすすめです。
バスの時間を調べていれば、子ノ口に駐車→バスで焼山へ→焼山から子ノ口まで歩く。でもいいと思います。
一般社団法人 十和田湖国立公園協会のHPより
奥入瀬渓流の散策マップ。
遊歩道には上の散策マップよりたくさんの見所がありました。僕たちは全部歩いて、写真撮りながらってのもあって5時間30分かかりました。
焼山から石ケ戸までは、見所となる滝とかがないので森林浴がしたい!とかでなければ、石ケ戸から歩くのがいいと思います。駐車場が空いているかは怪しいですが。。。むしろ車で移動して、滝とかのスポットだけ回っている人も多かったです。
全部歩いたのは僕たちだけやったんじゃないかと思うほど少数派でしたが、歩いて良かったと思えるくらい見所たくさんで楽しかったです。
僕たちは焼山近くの奥入瀬渓流館に車を停めてそこから散策スタート。
奥入瀬渓流館。観光案内あり、お土産あり。
始まりの案内看板。
奥入瀬渓流は散策マップにあったように、川に沿って道路と遊歩道が続いています。道路のすぐ横に川が流れていて、高さがほとんど同じでなんか不思議な感じがしました。後でわかったことですが、川に流れ込む水はほとんどが十和田湖からの水で、他に大きな支流がないから川が氾濫することはめったにないらしい。だから川と道路がほぼ同じ高さでも水没しないらしい。へー。
川のすぐ横を車が走る。
遊歩道は一部車道の端を歩くので、車に注意です。
川の水はとにかくキレイ。十和田湖がまだまだ寒いのか、めっちゃ冷たくて気持ちよかったです。
スタートしてからしばらくは、ブナ林に背の低い笹(熊笹?)がおおいしげる中に遊歩道が続いていていました。
遊歩道1。風が吹くとサラサラと笹の音が広がります。
山の中の森とは、なんか雰囲気が違って、空気がひんやりしてへん?森の中やのに明るい?って感じでした。新緑だから?とにかく気持ちがよかったです。
石ケ戸の前くらいから笹がなくなり、ちょっと景色が変わります。
遊歩道2。
ブナの若葉は陽の光に照らされて黄緑色でした。
明るい森の中。
ブナ林の中に時々苔むした岩がゴロゴロ転がっている所がりました。一瞬もののけ姫っぽいとか思ってテンション上がります。
遊歩道の横に苔むした岩たちが。
余談ですが、奥入瀬渓流には散策道から遠くに滝が見えるスポットがけっこうあったので、望遠レンズがあると活躍すると思います。眼の前に大きい岩壁が広がっていて広角が欲しいスポットもありましたが。。。
白布の滝。
遠っ!遊歩道からけっこう離れた場所に滝があることも。
焼山から90分程歩いて”三乱の流れ”に到着。
なんか流れがちょっと激しくなっている?
川は流れが穏やかになったり激しくなったり、幅が広くなったり、いろいろな表情を見せます。
スタートから2時間して、石ケ戸の近くにある休憩所に到着。トイレとちょっとした食堂、売店がありました。ここでちょっと休憩。
左右に見える建物がトイレや食堂。駐車場もあって起点としている人も多そう。
ここから先、ベンチやトイレは何箇所かありましたが、子ノ口までちゃんとした休憩所はないので、おやつや飲みの物はここの休憩所で調達するのがいいと思います。
休憩所のすぐ近くにある石ケ戸。"石でできた小屋"みたいな意味らしいです。大きい岩とカツラの木が組み合わさって自然が作った小屋でした。
中にはいい感じのスペースがあって休めそう。
石ケ戸から先は見所がたくさんあって、馬門岩っていう大きい岩壁、なんとかの流れとか滝とか。それぞれのスポットがいい感じで見える位置に道標みたいな木が設置されていました。道標の位置から写真を撮るとそれっぽいアングルになっていました。
馬門岩。他にもこんな風に角ばって切り立った岩壁が他にもいくつかありました。迫力があります。
雲井の滝くらいからたくさんの滝があってなかなか見応えがありました。
雲井の滝。
何かのスポットではありませんが、ええ感じの階段が。
九段の滝。近くで見れる大きな滝で人がたくさんいました。
銚子大滝。メインスポットと言わんばかりの大きい滝で幅も広くて迫力がありました。
写真を撮っている人もたくさん。
子ノ口までもうちょっと。
湖からの冷たい風がちょっとずつ強くなってきます。そのせいかスタート地点より気温が低くなっている気がします。ゴールデンウィークですが、雪が残っている所もあってブナの木も少し葉っぱの数が少なかったです。
ほとんど葉っぱのついていないブナ林。
ゴールでは大きくてキレイな十和田湖が迎えてくれました。朝も見たけど。10時にスタートして15時30分に十和田湖着。なかなかの長丁場でした。
子ノ口近くから見た十和田湖。
十和田湖に着いたら、すぐに子ノ口のバス停があります。バス停ですが建物の中に窓口、トイレ、お土産コーナー、待合コーナーもあります。バスの乗車券を買って、バスが来るまで休憩。りんごジュースを買ったのですが、めっちゃ美味しかったです。さすが青森。
この後も旅行中に何度もりんごジュースを買いましたが、どれもおいしかったので青森に行ったら是非お土産にどうぞ!
しばらく待つとバスが来たので乗り込む。観光地のバスらしく、要所要所でスポットの紹介アナウンスが流れて、しかもバスがスポットの前で停まってくれました。すごい。
後半は疲れて寝てしまって、焼山のバス停。バス停は星野リゾートのホテルの目の前でした。「ほー、これが噂の・・・」とか言いながら車を停めた奥入瀬渓流館まで歩く。隣の隣くらいの建物が奥入瀬渓流館で、お土産コーナーを覗いてみる。
苔玉が置かれてて奥さんと眺めていたら店員のおっちゃんがすごい嬉しそうに説明してくれました。
その5はこれで終わりです。ここまで読んでくださった方ありがとうございました。
次は、宿の"青荷温泉 ランプの宿"を少し紹介した後、4日目に突入です。4日目は"白神の森 遊山道"と弘前を観光しました。
終わり。